建築という概念

  • Posted on 4月 12, 2013 at 4:49 PM

日本では、建築という概念は新しく、明治維新の開国によって、海外から入ってきました。
それまでは日本で住居などの建築物を建てるというと、土木や土木工事といたとらえ方が主流でした。
土木や土木工事は、あくまでも住居などの建築物を建てるという作業を重要視しているものです。
建築という概念には、その建物によって自分の考えやスタイルを表現するという芸術性や創造性が含まれています。
その点が、新しく西欧から輸入された建築と、今までの土木との違いです。
現在の日本でも建築に対する創造性や個性の発揮は一般的に行なわれるようになってきました。
一方、現代の建築のもう一つの特徴に、システム建築による同じような造りの家の乱立があります。
個人住宅の建築においては、あらかじめ決まった作りのものを建てることで低コスト、短期間で建築できるもののことです。
これはデザインが画一的で、建築における創造性や個性の発揮はほぼありません。
隣の家も、前の家も、後ろの家も、同じようなデザインになっているということです。
ビルや公共施設、個人邸宅などにはデザイン性や創造性を求め、個人の住宅になると画一的な個性埋没ともいえる建築となるという建築の二極化が、現代の日本の建築における特徴的な点だといえるでしょう。
現在、建築という言葉は「建築物を新築し、増築し、改築し、または移転することをいう」と定義されています(建築基準法第2条第13号)。
一般的には、新築したり増築したり改築したり移転したりするための作業に関わることだけではなく、そのための計画や設計、施工までのすべてを含んだ意味合いを、ニュアンスとして含んでいるものを建築といっています。
今後、世界に様々な建築様式が発生していくでしょうが、どのような特徴的なものが出来るか、大いに楽しみです。

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